古代兵器プルトンは海楼石でできた潜水艇

古代兵器プルトンは海楼石でできた潜水艇

論より証拠を書いている間に忘れそうなので、先にヒントを列挙

  • 大監獄インペルダウン編、ロウソクの壁
  • ワノ国編、ヤマト・ねずみ
  • ウォーターセブン編、アイスバークさんの設計図
  • シャボンディ諸島編の穴、双子岬のくじら
  • マリンフォード頂上戦争編は900年前の再現

ワノ国編の「終幕」1057話は105巻だが、古代兵器プルトンが眠っている場所については104巻「新時代」1055話で光月スキヤキからロビンとローに向けて語られた。

この時の「鎖国するために壁を建てた説明図」が後々まで頭にぼんやりと残っていて、ふと、ゾウが樹から林檎を鼻でもぎとるみたいに壁を鼻で運ぶ姿が目に浮かんでしまった。

人間が移動式パーテーションの板を両手で運ぶようなことを、あのデカい象が高い位置から鼻で器用にワノ国を一周囲って仕上げていく。


こんなアホみたいなことを考えるのは私だけか? と思いながら、それはともかく水中にあるというのだから「潜水艦」なんだろうなぁと予想した。

海底の旧いワノ国は、海水ではなく雨水だから「原形を留めている方だろう」とスキヤキは語っていたが。

ところで「潜水艦」の概念はONE PIECEの世界にあったかなーと忘却力が凄すぎる私は一瞬考え、トラファルガー・ローの「ハートの海賊団」の船がそうだと思い出す。


であるならば、世界一の造船技術者であるアイスバーグさんと弟弟子カティ・フラムが「こんなものが造れるのか?」と驚く場面と矛盾する。

登場人物の言動と齟齬が生じる単なる想像は一旦保留し、後日まったく別のことを確かめたくてアラバスタ編の地下、くらいから読み返していた。

久しぶりに読むウォーターセブン編やエニエス・ロビー編はおもしろい上に、当初5年で連載を終わらせたいと考えていたらしく・・・凝縮感というか密度が高くて、疑問が次々と解けていくのに驚かされた。


そしてプルトンのことなどすっかり忘れて夢中で読み進めていたインペルダウン編で、マゼラン署長の毒息から逃れるためにMr.3が「ドルドルの実」の能力でロウソクの壁を立てる。

それを見て妙案を思いついたルフィがコレ。

546話「魚人海賊団船長”七武海”ジンベエ」56巻

うわ〜あ〜〜こんなところに、こんな特大ヒントが!と驚く私。

即座にアイスバーグさん、バラの名前をもつ男🌹
を頭に思い描き、アイスバーグさんといえば、ポケットチーフのようにねずみを胸ポケットに入れていた人なので
ワノ国編・・誰だっけ・・ねずみ!!と興奮。

正解としては、ワノ国編バトルの中で、サンジが遊女さんのねずみを助け、自分も昔ねずみに食事をつくって可愛がっていたことを回想したのを・・・忘却力が凄いため(ヤマトか?)と勘違いしたのが功を奏し

宇宙戦艦ヤマト→松本零士→キャプテンハーロック→潜水艦

と立て続けに連想。
しかし失礼なことに「銀河鉄道999」を抜かしているし
キャプテンハーロックはまさに「宇宙海賊キャプテンハーロック」が正式名だ。


そして「海列車」=「銀河鉄道999」で完全にヤマトと繋がるアイスバーグさんは、年々沈んでいくウォーターセブンの街を「この島ごと、海に浮かべる」構想を立てていた。

ウォーターセブンは石造りの街。彼らが見たプルトンの設計図は、石造りの船を浮かせる、という技術への驚きだった。

大事なのはフランキーが空島に同行しておらず、雲の道など加工技術を知らないこと。また「海楼石」もエニエス・ロビーでロビンが「能力者封じの手錠」をかけられるまで知らなかった様子。

双子岬・ラブーン

「プルトン」が海楼石で造られた潜水艦あるいは潜水艇であると気づくと、使用目的もすぐに推察される。それが双子岬で「赤い土の大陸」レッドラインに頭を打ちつけていた子くじらラブーンだ。

496話「ヤルキマン・マングローブ」51巻

レッドラインに唯一、小さな穴が空いている
でも私たちから見ればおっっきな穴だよ!!

ONE PIECEとは、文字の通り「一欠片」ひとかけら

素晴らしいのは、気づくといつも「1 PIECE」を
レッドラインに見立てた赤い半円に – 1 – と描かれた丸い円を
サウザンドサニー号に見せられていたことだ。

・・・「D」もある・・・


900年前、古代の「赤壁の戦い」があり、プルトンによって「蟻の一穴」といえる大穴を遺した者たちがいた。
その失われた歴史を知ることで、「ひとつなぎの秘宝」ワンピースにたどり着ける。

ONE PIECE ≒ 「ひとつなぎの秘宝」ワンピース


私は気づかなかったが、元海軍元帥「仏のセンゴク」は豊臣秀吉に似せて描かれているそうだ。

和田竜の小説「のぼうの城」が映画化されたのは2012年だったそうで、ONE PIECEより後発だ。(今:調べた)
作者・尾田栄一郎は「忍城」と「坂東武者の槍の味」「蟻の一穴」など、映画によって認知度が高まったのは嬉しかったのではないだろうか。

忍城・水責め「石田堤」の石田三成が使ったとされる「九曜紋」もワノ国編に登場した。

マリンフォード頂上戦争は900年前の再現

おおよそ、「いつ誰が」はジョイ・ボーイたちがと想像がつくところで満足して読み進めていき、驚いたのが頂上戦争で白ひげのモビーディック号が海中から現れたときだ。

ゴール・D・ロジャーから、(おそらくカマバッカ王国に見える場所で)過去にジョイ・ボーイたちが何をしたか聞かされていた白ひげは、エース救出のために「シャボン・コーティング船」で海を潜航する同じ戦法をとった。

そしてエースが(これは俺の失態なんだ)というセリフに注目するとズニーシャが見えてくる・・・というのは別稿にする。


マリンフォードとレッドラインという場所の差はあるが、海軍が壁をつくることで900年前の「赤壁の戦い」をそのまま再現する物語になっている。
ぜひ自分の目で、誰が見えるか再読してみて欲しい。

後日追記

ゾウがワノ国近海から離れていくと「開国はない」そうなので、やはり象主(ズニーシャ)はワノ国ドックの開け閉てをする模様。

ただ、投稿時に書いた壁に「穴」を開けるのが目的だったかは、白ひげも外輪船:パドルシップで陸に乗り上げようとするし、他でもキャタピラ上陸をする船を見たので、どうなるのか。狂歌《穴おそろしの三ツ目小僧や》なんて考えて踊ってたんだけど😆